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ホクレア号が日本にやってきた!!レポート

001-014ホクレア号、ハワイ好きであれば、この名を耳にしたことがある人は多いことでしょう。ホクレア号とは、古代の伝統的な航海術を再現したカヌー。古代ポリネシア人たちがカヌーに乗って島々を渡り、ハワイにたどり着いたということを、科学的に立証する目的のため、1974年に建造されました。ホクレア号は、伝統的な航海術「スターナビゲーション」を駆使し、星の位置や、波や風の方向を読みながら、大海原を航海します。1976年には、ハワイからタヒチへの処女航海を成功させ、今では約30年間もの航海実績を誇っています。

そのホクレア号が今年、ついに日本にやってきました。日本の港に浮かぶホクレア号をこの目で見たい!そう思って待っていたのは私だけではなかったはず。その証拠に、ホクレア号が4月に沖縄に到着し、最終目的地の横浜にたどり着くまでの約1ヵ月半というもの、各寄港地での受け入れ態勢はとても盛大で、ホクレア号を一目見ようと多くの人たちが連日詰めかけました。 

001-007今回のホクレア号の寄港地は、8ケ所。ハワイに住む日系人たちの出身地としてもっとも多い場所、沖縄、熊本、長崎、福岡、山口、広島。えひめ丸の遺族たちが住む愛媛、カラカウア大王が上陸した地、横浜。このそれぞれの寄港地で、たくさんのドラマが生まれました。長崎と広島では、原爆についてアメリカ人という立場のクルーたちがさまざまなことを感じたようです。横浜での入港歓迎セレモニーで、キャプテンのナイノア・トンプソン氏が言っていました。「日本人は、長崎と広島、あれほどのひどい目に遭っても、その思いを憎しみではなく、平和へと向けていくことができた。憎しみをポジティブなエネルギーに変えていることに感動しました。日本人は、平和を実現していく強さを持った人たちです」と。

宇和島では、えひめ丸の遺族たちを慰問。(ホクレア号は、えひめ丸の事故当初、事故現場に遺族たちを連れて行き、レイを捧げている)実はこれはただの慰問ではなく、ホクレア号には、亡くなった9名の犠牲者たちの魂を、ハワイから宇和島まで運ぶという使命があったのです。他にも数々のドラマが繰り広げられ、ホクレア号は多くの感動を運んできてくれました。詳細を知りたい人は、ホクレア号の航海ブログ(アロハストリート提供)をぜひ読んでみてください。

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取材・文 アロヒナニ 
ハワイ文化講師、カードセラピスト、フリーライター 
ハワイ留学をきっかけにハワイ文化に魅せられ、フラ歴は 15 年を超える。
日本におけるマナ・カード・リーディングの第一人者であり、各プロバイダーにて配信されている「マナ・カード・ネット占い」の監修をしている。また、マナ・カードや他のツールを使った個人セッションを行っている。現在、フラやマナ・カードを教える講師として、ハワイ文化を広めるため活動中。全国でワークショップを展開中。http://alohinani.com 
写真提供 starsky
協力 ㈱ナチュラルスピリット

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